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回遊や渡りなど、生物の旅に関する論文&研究日誌
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T.R.Halliday

‘動機づけられている’=‘ある内的な力や衝動がその行動にかりてたて方向づけている’というのことがコンセンサスを得ている解釈。

動機づけとは何か?ネズミの行動を例に。
ネズミが熱い鉄板の上に足を触れれば足を引っ込める。この行動は動機づけとは無関係に起こる。しかし、摂食行動はちがう。食べ物があるからといって必ずしも食べるわけではない。明らかに、何らかな内部過程が食物に反応するか否かに影響を与えている。そのような過程こそ、それが何であれ動機づけの中身である。

動機づけは成熟の支配を受け、学習の影響を受ける。
性行動は一般に成熟するまでは完全な形では起こらない。
摂食行動に関して、ある有毒な風味は一度経験するだけで、以後はずっと回避されるようになる。

動機づけの研究法
・純粋に行動レベルに限って分析を行う
・動物の内部状態に直接手を加える
・モデルの構築
理想的にはこれらは相互に補完的であるべきで、動機づけを完全に解明するためにはこれら3つのすべてを充分に取り入れるべきである。

感想
動機づけを一文で表現した記述がなく、そのような文を作ることは難しい現象なのではないかと思う。降河回遊の動機づけはおそらく成熟の印紙が関わっていると思う。現時点では、自然環境下における、成熟状態、性ホルモンの動態は把握している。あとは、それを証明するための実験が必要であろう。モデルの構築は難しいが、それ以外は是非とも着手したい研究法だと感じている。
 
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