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回遊や渡りなど、生物の旅に関する論文&研究日誌
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R.K.Edel
Marine Biology 36 283-289 (1976)


Abstract
人為成熟のためにホルモン処理をしたアメリカウナギ(Anguilla rostrata)の銀ウナギ11個体の活動の活発さを記録した。コイの下垂体抽出物で処理した5個体は少なくとも部分的に成熟した。一方、羊のLHで処理した6個体はホルモンが影響せず、未成熟であった。未成熟のウナギは夜により活発になり、明条件から暗条件に移行する時間帯にもっとも活発であった。成熟したウナギは昼も夜も同様の活発さであったが、明条件から暗条件への移行期の活発さはそのままであった。どちらも移行期において活発であったことは、先天性の現象であることを示唆している。成熟したウナギに全明条件と光条件の変化をしたところ、一時的に生物学的時計を利用している可能性を示唆した。これらの発見は天然の産卵行動に関連しており重要である。


感想
昔の論文であり、図・表の読み取りに苦労した。
光条件の移行期で活発になるのは、僕も少し感じていたことで今後の実験の参考になった。
ただ、全体的に実験の計画がしっくりこなく、疑問がのこる論文である。
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