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回遊や渡りなど、生物の旅に関する論文&研究日誌
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S.Bureau Du Colombier, V.Bolliet, P.Lambert, A.Bardonnet
Physiology and Behavior 92 684-690 (2007)

Abstract
シラスウナギ(Anguilla anguilla)の回遊行動におけるエネルギー量の影響を実験環境下において2004年11月と2005年の2月に調べた。ウナギは光の減退に対する反応により分けた。薄暗い状態で活発になり水流を利用し流れとともに移動した個体を‘active’とした。一方、実験中(24時間)下層に残ったままであったものを‘inactive’とした。採集した月によらず、‘active’なウナギは‘inactive’なウナギに比べ高いエネルギーを持っており、色素段階はより進んでいた。‘active’と‘inactive’の乾燥重量比の違いは色素段階のはじめですでに生じており、このことからシラスウナギの汽水域での回遊にとってエネルギー量は重要であることが推察される。異なった回遊戦略を引き起こすエネルギー状態の影響の可能性について考察した。
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