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回遊や渡りなど、生物の旅に関する論文&研究日誌
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J Marchelidon, M Schmitz, L M Houdebine, B Vidal, N Belle, S Dufour
General and Comparative Endocrinology 102 360-369 (1996)

Abstract
特異的かつ鋭敏なヨーロッパウナギ(Anguilla anguilla)GH(angGH)に対する相同のRIA法を開発した。精製したangGHを2万倍希釈して立てた抗血清はプロラクチン、甲状腺ほるもん、コイLH、下垂体切除したウナギの血清とは交差反応を示さなかった。ウナギの下垂体抽出物と血清による阻害曲線はangGHスタンダードのそれと平行であった。ED50は1~2ng/tubeの間であり、angGHの快復率は約100%であった。免疫組織学的解析において抗血清によりシラスウナギ、黄ウナギ、銀ウナギの下垂体の成長ホルモン分泌細胞(Somatotroph)にが特異的にラベルされた。シラスウナギ、黄ウナギ、銀ウナギの下垂体におけるGH量、黄ウナギと銀ウナギにおける血清におけるGH量を調べた。黄ウナギから銀ウナギへGHの変動も調べた。GHの産生は黄ウナギから銀ウナギになるとともに減少しており、このことはおそらく銀ウナギが成長を停止することに関連していると考えられる。自然環境下で絶食状態となる銀ウナギとは対照的に、実験的に3ヶ月間絶食させたウナギではGHの産生が増加した。このことはGHの調節は絶食(自然 もしくは 実験的)とウナギのステージ(黄ウナギか銀ウナギ)により行われていることを示唆している。
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