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回遊や渡りなど、生物の旅に関する論文&研究日誌
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S Dufour, M Montero, N L Belle, M Bassompierre, J A King, R P Millar, R E Peter and Y A Fontaine
Fsih Physiology and Biochemistry 11 1-6 (1993)

Abstract
ヨーロッパウナギの二つのGnRH(mGnRHとcGnRH-Ⅱ)に関して、下垂体と脳各部位における分布と催熟処理(cPE処理)におけるそれらの反応をRIAにより調べた。対照群では、下垂体、嗅球、終脳、間脳、中脳においてmGnRHはcGnRH-Ⅱに比べ高い値を示し、脳の後部(小脳と髄脳)ではそれが逆であった。催熟処理群において、生殖腺が発達した個体は下垂体と脳の前部におけるmGnRHが増加していた。cGnRH-Ⅱでは増加は無く、むしろ減っていた。これらのデータはGTHによるGnRHへの正のフィードバックはmGnRH特異的であることを示している。mGnRHとcGnRH-Ⅱの異なる分布と調節はこの二つがウナギにおいて異なる生理現象持っていることを示唆している。成熟時にmGnRHが増加することはmGnRHが成熟の神経内分泌学的調節において重要な役割を示していることを示唆するものである。
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