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回遊や渡りなど、生物の旅に関する論文&研究日誌
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Jacque A. Boubee, Charles P. Mitchell, Benjamin L. Chisnall, Dave W. West, Eddie J. Bowman, Alex Haro
New Zealand Journal of Marine and Freshwater Research 35 121-134 (2000)

Abstract
成熟したLongfinned eel(Anguilla dieffenbachii)とshortfinned eels(Anguilla australis)の降河回遊を1992年から1998年にかけてRangitaiki川のAniwhenuaaダムで調べた。回遊したもののほとんどは1000mmを超える全長の雌で、耳石の解析からそれらは急速に成長したものと考えられる。回遊は秋の夜数日間、一般的に水温が下がり始め、11度以上の水温の時に起こった。降雨と流量の増大は回遊の引き金となることが分かった。Aniwhenuaaにおいて三日間の累積降雨量が40mmを超える日に起こる回遊は全体の60%を占めた。このことから降雨はウナギが水力発電のダムの障壁を傷つかずに通過させるために、回遊を予測する判断材料となることと考えられる。
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